1.生涯学習の普及・啓発事業の意義
生涯学習の普及・啓発は、日々生活の一助となり人間の心を豊かにするとともに修得した知識、技術で自己表現の世界或いは、個人の才能・能力の発掘が人生への満足感を醸成させる。 生涯学習の普及・啓発事業のうちコンテスト・展示会(以下コンテスト等という)の後援及び優秀作品への表彰状の授与(以下表彰状授与という)を行い、本事業の目的達成を追及する。 |
2.コンテスト等後援の判断指針
コンテスト等を企画計画する主催者の社会的な位置づけを確認し、コンテスト等が一般公衆の利益増進に貢献しているかを、後援申請書及び添付する企画書等関係書類をもって、以下の評価指針に基づき判断する。 |
1. |
コンテスト等主催者の位置づけ |
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コンテスト等主催者の法人格、即ち株式会社、公益法人、NPO法人、実行委員会などの実態を掌握・確認する。 原則として、営利目的としているコンテスト等又は特定の団体グループに偏っているコンテスト等には原則として後援しない。 |
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2. |
企画書の確認 |
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企画書をもって、コンテスト等の目的、実施要領などを参考として公益事業と収益事業の関係を把握して、JLL後援の可否を判断する。特に、主催者又は特定業界の販売促進或いは共同宣伝に利用されていないかを確認する。 |
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3. |
作品募集要綱 |
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作品募集要綱を参考に、一般公衆が平等の出展機会及び出展料などを確認し、特定な団体又は個人を優遇していないかを確認する |
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4. |
表彰審査基準及び選考委員の構成 |
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コンテスト等で表彰をする場合、主催者が作成した審査基準及び選考委員の構成を確認して、コンテスト等の後援を判断決定する。
特定団体・個人の優遇及び選考委員の偏重及び専門家不在などの場合は、JLLの後援は実施しない。 |
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5. |
後援の可否の決定は、書面をもって通知する。 |
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6. |
コンテスト等の開催期間中に、機会を求めて会場を視察して申請書どおり実施しているかを確認し、問題がある場合には、改善勧告を提出し、改善されない場合は、後援の取り消し又は今後後援をしないことを明確にする。 |
3.表彰状授与の判断指針
JLLから表彰状を授与することは、コンテスト等の権威に影響を与えることになり、またJLLから受賞するということは名誉なことであり、出展者の創作意欲を振起させ、生涯学習活動を活性化させるなどの効果が期待できる。 従って、表彰の選考には専門的な観点から又一般公衆に機会均等・平等・公平に評価判定することを重視する。 |
1. |
コンテスト等主催者から表彰状授与の申請書が提出された場合は、原則として各部門1点を基準として表彰状を授与する。 この場合、コンクールの受賞者の氏名、作品名及び受賞理由を一般に公開する手段を確認する。 |
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2. | 表彰の選考には、JLLの理事が選考委員として参画又は選考委員の構成、選考要領などを確認する。 | ||
3. | 表彰状授与の決定は、主催者へ書面で通知する。 | ||
4. | コンテスト等の表彰結果(表彰状授与者氏名、作品名、表彰状授与の理由等)がホームページ等一般に公開されることを確認する。 | ||
5. | コンテスト等主催者が提出した表彰状授与資料を次の基準をもって評価判定する。 | ||
ア. | 主催者の代表及び構成(身内、仲間だけで構成していないか) | ||
イ. | 作品募集要綱(一般公衆へ広く告知しているか、特定団体・個人等を差別していないか、出展料又は表彰に関して特別な金額を徴収していないか) | ||
ウ. | 表彰の種類(部門別又は表彰の種類は適切か) | ||
エ. | 表彰の選考要領(偏った選考又は特定の権力者に権力が集中していないか) | ||
オ. | 選考委員の構成(専門家がいるか、構成が身内、仲間に偏っていないか) | ||
カ. | コンテストの結果が、一般公開されているか。 |
コンテスト等の後援及び表彰状の授与の問合せ先:info@jll.or.jp